2016年6月20日月曜日

第148回 「おいでよ、山野へ」

井戸端会議2回目の投稿となりました。
前回は気になる事、はまっている事を気ままに語らせてもらいました。

今回は私の住む町「山野」について語ります。

私は地元、新市生まれの新市育ちですが、縁あって福山市最北東部の山野町へ嫁ぎました。
R182から加茂・油木線へ入り進んでいくと、新七曲トンネルが見えてきます。
段々、空気のにおいと味が変わりトンネルを抜けるとそこが山野町です。
山野町は周囲を豊かな山に囲まれ近くには鮎が釣れる山野川が流れています。一年を通して四季折々に美しい見どころがあります。 

春は、町を囲んで桜の花が満開になります。まるで、風と桜の花びらがダンスをしながら私達を出迎えてくれるようです。山に登って桜の木の下でお弁当を食べるのもおススメです。

夏は川でいっぱい遊んで小さい魚を追いかけた後、キャンプ場で一晩過ごすのもおススメです。又、山に入ってカブト虫・クワガタ虫・セミを捕まえたりするのも楽しいです。

秋は山が赤・黄・オレンジに紅葉し山野じゅうスケッチにもってこいの場所になってきます。モミジやイチョウの葉っぱがちらちら落ちてきてお土産に持って帰るのもおススメです。

冬は雪が積もると辺りは白と黒の水墨画の世界になります。雪合戦や雪だるまを作って遊ぶと楽しいですよ。たき火をして暖まるのも最高です。

この時期(6月)に入ると山野の川辺ではホタルが見られます。ホタルの幻想的な光は私達を癒してくれます。又、山野では色々な種類の野鳥を見る事ができます。山野でよく会える野鳥はサギ・キビタキ・メジロ・ウグイスなどです。山野は野鳥の宝庫です。バードウォッチングを趣味にしておられる方は是非、山野を訪ねてみてください。

山野にはおいしい木の実や野草も沢山あります。キイチゴ・びいびい・たじんこ・ゆすらうめ・たけのこ・桑イチゴ・山びわ・山ブドウ・山栗・くるみ・山芋・銀杏・寒イチゴなどです。薬草も沢山あります。スミレ・スギナ・カラスエンドウ・ショウブ・ドクダミ・オオバコ・シソ・アオジソ・ヨモギ・クコ・ノアザミ・カリン・アケビ・ツユクサ・ワラビ・マタタビなどです。

山野に流れる小田川では鮎が釣れます。鮎はエサでは釣れません。おとりの鮎を使って釣ります。これを「友釣り」といいます。鮎は山野川漁業協同組合が放流しているので勝手に釣ってはいけません。山野町内の「鑑札販売」の看板が立ててあるところで、入漁料を払ってから釣ってください。夜間は危険なので釣らないでください。

又、山野では古代からの歴史が今に残り大切に受け継がれています。昭和24年に広島県の天然記念物に指定された「矢川のクリッペ」や「上原谷石灰岩巨大礫」などです。歴史スポットとしては「石ぐろ塚」と言われる古墳や「岩屋権現」「戸屋ヶ丸城跡」「馬乗観音」などがあります。山野民族資料館は明治25年に山野村役場として建築された建物で明治期の和風役場遺構としては福山市近郊唯一の建物です。昭和初期頃までの昔の暮らしの中で使われていた道具が保存してあります。又、奈良時代の木簡のレプリカも展示してあります。

観光には「山野水力発電所」「こっとん村の水車」「山野峡県立自然公園」「竜頭の滝」などもあります。ドライブやハイキングを兼ねて来てみて下さい。

イベントとしては「山野峡山開き」「ほたる祭り」「ふれあい夏祭り」「八幡神社秋祭り」「水車と語りん祭」「ふるさと祭り」「お月さんの祭り」などがあります。興味のある方は是非一度お越しください。

このように見どころ満載の山野へ おいでよ、ぶらり旅に。







看護主任 川相(本館4階)