2016年11月15日火曜日

第161回 「活動量計を使ってみました」

はじめまして。
内科の城戸です。

卒業以来、運動習慣のない生活を続けてきたため、体を動かす必要性を年々感じるようになっていたところ、前から気になっていた活動量計を初めて買ってみましたので、今回はその使用経験をご紹介したいと思います。
活動量計とは、要するに昔の万歩計が少し進化したような代物です。

■早速ですが一か月分の記録を元にしてグラフを作るとこんな感じになりました。


実際の測定項目は

歩数、歩行距離、運動した時間(分)、運動による消費カロリー、安静時も含めた24時間の総消費カロリー、エクササイズ(Ex.)、脂肪燃焼量

の7種類でした。

しかし、この内の移動距離や脂肪燃焼量などは歩数やエクササイズを元にした計算値の様です。なので、実際に役に立ちそうな項目としてグラフで示した3つに絞ってみました。

エクササイズ(Ex.)という項目は分かりにくいかもしれません。
大雑把にいうと、
 運動強度×運動時間
で活動量を表したもので、厚労省が予防医学の一環として推奨する測定方法のため各メーカーもそれに合わせて設計しているようです。 

ちなみに、たいていの機種はメモリが7日間や14日間のものが多いようです。それ以前のデータは上書きされて消えてしまいますが、今回選んだ器械は30日間と余裕があり、データのバックアップを少しぐらい忘れていても安心です。 

さて、グラフを元にして考察をすこし。
■記録がゼロの日(下三角の印)があるのは、朝の出勤時につけ忘れたためです。
途中で気付いた時に、 

「一日分損をした!」

と感じている自分がいました。
誰も損をしているわけではないのに...

ただ器械をつけて過ごすだけ。ついでに、せっかく測ったんだから月に1回か2回はデータを記録しておこう。こんな簡単な動作だけでしたが、いつの間にか運動へのモチベーションができ上がっていたようです。 
「習慣は第二の天性」なんて言った人がいるそうですが、そんな高尚なものではなくて きっと「せっかくスタンプを押してもらったからまたあのお店に行こうかな」くらいのきっかけで変化が得られるようです。

おまけとしてこの日の消費カロリーをみると当然運動はゼロなので、自分の基礎代謝の量を知ることもできました。

■グラフが突出している日が二か所あります(星印の日)。 
どちらも休日に家族で山歩きに行った日でした。 
最初のピークが宮島の弥山(みせん)、(上りは博打尾コース、下りは紅葉谷コース)
二つ目が総社市の鬼ノ城山(きのじょう)でした。(奥坂休憩所~東門~西門~ビジターセンターへ)

弥山(535m)のほうが鬼ノ城山(397m)より高いのに、歩数はわずかに、Ex.の方でははっきりと後者の記録が良いようです。 

おそらくこれは、 現地までJRを利用したので、駅から登山口までの距離で差ができたのが主な原因のようです。
その他に、山道のような状況では運動量をうまく測定できなかった影響もあるのかもしれません。 (取扱説明書にも“階段運動や自転車運動では誤差が大きい”とありました。自転車派に方には活動量計は使えないようですね。)

■最後に、丸印をつけた3日は平均的な日よりも少しだけ歩数が多かった日です。 このうち真ん中の日は平日でした。 思い出してみると、夜の院内研修会の開始まで時間があったので、病院の周りを散歩したのが良かったようです。(すぐ近くに気になるお好み焼き屋さんがあったので今度行こうかな)


ともあれ、この日のように 平日にいかに歩数を延ばすかが今後の課題になりそうです。

長くなりましたが、機種選びの参考になれば幸いです。

え?スマホでいいじゃん、って? 

確かに後で調べてみると、スマホアプリにも便利なものが、色々あるようです。しかしガラケーな私には全くわかりません。 ということで、活動量計の紹介とともに自己紹介とさせていただきました。 

テュリャ テュリャリャ♪

ではまた。

内科医師 城戸